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みち草コーナー 

不思議な橋 

我が家の前に、Sの字の橋がかかっています。           DSCF0318.JPG        

車の通れる巾が、Sの様に曲がっているのです。

これは、団地の中に入る車のスピードを抑えるため

の工夫のようです。

この橋を車で通る時は、びくびくハンドルを切らない

で、思い切り切った方がいいです。

なぜなら、タイヤをこすってしまうからです。

その橋の名は、北野天神橋。

この橋は、寒くても,暑くても周辺の人達には憩いの

場所なんです。

橋の形が変わっても、周りの景色が変わっても、子供からお年寄りまで毎日色々な人たちに親しまれ、                       

DSCF0300.JPG DSCF0300.JPG社交の場になっています。

 私がここに越して来るずっと前は、本当に草だらけの細

い道に、わずかに川が流れていたような・・・・・夢のよう

に、うろ覚えなのですが、1本橋か2本橋か・・・とにかく

渡るのが怖かった・・・・そんな橋だった記憶しか残って

いないのですが・・・(30年以上も前の話ですから)

それからだんだん広い道になりましたが、まだ舗装されて

なくて、土手沿いの道は、リヤカーのわだちを残し、草に覆われていました。

雨でも降ろうものなら、長靴が必要なほどでした。 (これがとても記憶に残っている素敵な景色です)

20数年前越して来た時、田植えの後、カルガモの親子が何処からともなくやってきて、スイスイ遊んで

いたり、蛙の鳴き声でテレビが良く聞こえなかったり、牛ガエルの地響きのような鳴き声に一晩中苦しんだり・・・

秋の刈り入れの前には、イナゴ捕り、刈り入れの済んだ後は、野球やゴルフをして遊んでいました。

DSCF0308.JPG土手沿いの道の脇にリンゴの木が植えられ、台所の窓からリンゴの花見、赤く色づいた様子など、

1年中色々な景色を楽しむことができました。

やがて、周りの田んぼが埋め立てられ、川幅が広くなり、橋の改修工事が行われ、車がどんどん家

の前を走るようになってきました。

枕木を敷き詰めた橋は、車が通るたびにガタゴトもの凄い音がするので、雷橋と呼んでいました。 

川に葦やガマの穂が生い茂り、水鳥の安全地帯として、1年中カモやカルガモが群れ、珍しい水鳥た

ちが憩って、それを楽しむ子供から大人まで、橋の周りには知らない人とでも会話のできる穏やかな

空気が流れていました。

 釣り人に、「おい!つれるかい?」

「だめだなー あんなに一杯見えてるのになー だめだよ!」

なんて言いながら、橋を通る車の窓から顔を出して、長々話しこむ人達で賑わっていたのに・・・

大雨の時、川が氾濫する恐れがあるので、川底を深くする工事がおわりました。

お陰さまで、毎回の大雨に神経を尖らせていたのが、やっと安心できるようになったのですが・・・・

水草も、鳥たちも釣り人も、すべてをなくしてしまいましいた。 

DSCF0304.JPG 1羽のサギが、何もなくなった川底に降り

立ち、ただ茫然と立ち尽くして、川の流れ

を見ていたのが、とても物悲しいです。

又、元の様に水鳥の憩う、土手に花の

咲く、そんなふうに、早くなればいいなー

と思いつつ・・・殺風景になった川の流れを

橋の上から見下ろしました。

 

 



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