不思議な橋
車の通れる巾が、Sの様に曲がっているのです。
これは、団地の中に入る車のスピードを抑えるため
の工夫のようです。
この橋を車で通る時は、びくびくハンドルを切らない
で、思い切り切った方がいいです。
なぜなら、タイヤをこすってしまうからです。
その橋の名は、北野天神橋。
この橋は、寒くても,暑くても周辺の人達には憩いの
場所なんです。
橋の形が変わっても、周りの景色が変わっても、子供からお年寄りまで毎日色々な人たちに親しまれ、
私がここに越して来るずっと前は、本当に草だらけの細
い道に、わずかに川が流れていたような・・・・・夢のよう
に、うろ覚えなのですが、1本橋か2本橋か・・・とにかく
渡るのが怖かった・・・・そんな橋だった記憶しか残って
いないのですが・・・(30年以上も前の話ですから)
それからだんだん広い道になりましたが、まだ舗装されて
なくて、土手沿いの道は、リヤカーのわだちを残し、草に覆われていました。
雨でも降ろうものなら、長靴が必要なほどでした。 (これがとても記憶に残っている素敵な景色です)
20数年前越して来た時、田植えの後、カルガモの親子が何処からともなくやってきて、スイスイ遊んで
いたり、蛙の鳴き声でテレビが良く聞こえなかったり、牛ガエルの地響きのような鳴き声に一晩中苦しんだり・・・
秋の刈り入れの前には、イナゴ捕り、刈り入れの済んだ後は、野球やゴルフをして遊んでいました。
土手沿いの道の脇にリンゴの木が植えられ、台所の窓からリンゴの花見、赤く色づいた様子など、
1年中色々な景色を楽しむことができました。
やがて、周りの田んぼが埋め立てられ、川幅が広くなり、橋の改修工事が行われ、車がどんどん家
の前を走るようになってきました。
枕木を敷き詰めた橋は、車が通るたびにガタゴトもの凄い音がするので、雷橋と呼んでいました。
川に葦やガマの穂が生い茂り、水鳥の安全地帯として、1年中カモやカルガモが群れ、珍しい水鳥た
ちが憩って、それを楽しむ子供から大人まで、橋の周りには知らない人とでも会話のできる穏やかな
空気が流れていました。
釣り人に、「おい!つれるかい?」
「だめだなー あんなに一杯見えてるのになー だめだよ!」
なんて言いながら、橋を通る車の窓から顔を出して、長々話しこむ人達で賑わっていたのに・・・
大雨の時、川が氾濫する恐れがあるので、川底を深くする工事がおわりました。
お陰さまで、毎回の大雨に神経を尖らせていたのが、やっと安心できるようになったのですが・・・・
水草も、鳥たちも釣り人も、すべてをなくしてしまいましいた。
立ち、ただ茫然と立ち尽くして、川の流れ
を見ていたのが、とても物悲しいです。
又、元の様に水鳥の憩う、土手に花の
咲く、そんなふうに、早くなればいいなー
と思いつつ・・・殺風景になった川の流れを
橋の上から見下ろしました。
| コメント (0)






コメント
コメントする
(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)