高断熱・高気密住宅での内断熱と外断熱の施工のちがい

2018.03.08

20年ほど前の家づくりでは、高断熱・高気密住宅は特別な建物でした。

それが今では、高断熱・高気密住宅を知らない人はおそらくいないと思いますし、知らなくとも

耳に馴染んでいる言葉だと思います。

でも最新の造りの家に住んでいる人が満足して暮らせているか、というとそうでもないようです。

「建てた時はあったかい家のはずでした」とか「満足していたのですが・・」と訴える方がとても

多いのです。

特に弊社にお見えになる方は皆さんそのようなお悩みを抱えておいでです。

家の性能はこの20年ほどの間に大きく進歩しています。

それぞれの施工業者独自の工法が数多くありますので、一概に断定できませんが以下のよう

に考えられると思います。

1)もともと気密性が取れていない(施工者の技術不足)

2)壁内湿気で断熱材(グラスウール)が沈み込み、壁内に隙間ができた

3)建築後木材が自然乾燥して縮み断熱材との間に隙間ができた

4)建物は外断熱でも基礎部分が内断熱のため取り合いで不具合が起こる

◆断熱の仕方は家づくりの究極でもありますが、急所でもあります。

間違った断熱構造・施工により、せっかく建てた家の寿命を短くしたり、住む人の健康がおびやか

されたり不快な思いをしますので、建物は見た目だけでは判断できないないのです。

 

《基礎から一体型の外断熱と内断熱住宅の違い》

注)一般的に言われている外断熱方法は、図の内断熱のとり方のように、小屋裏も床下も室外と考える方法が多く採用されております。そのため外断熱住宅で建てたはずなのに効果が感じられないのです。

外壁は外断熱、床下や小屋裏部分は内断熱となっている場合、そのつなぎ目の施工で完全な気密が取りにくくなります。

わずかな隙間や施工不備が高断熱・高気密住宅には命取りになります。

家を断熱するとき、今まではグラスウールなどの断熱材を外壁と内壁の壁空洞に、柱と柱の間に埋め込むように入れる「内断熱」でした。

これに対して、壁空洞を残したまま、柱の外側に板状の断熱材を途切れることなく張りつめるのが「外断熱」です。

このような方法で外断熱にすることにより、壁内に通気層ができ壁内結露しにくくなり、構造材が長持ちするようになります。

 

 

 

 

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